氷河期につて
間氷期から氷期そして間氷期へという氷期間氷期サイクルは、少なくとも200万年くらい前から始まったといわれています。最初のうちは小刻みに氷期と間氷期が繰り返されていましたが、そのリズムが100万年前くらいに急に変化して、周期が10万年になりました。このような氷期間氷期サイクルの原因は、地球の公転の仕方を決める地球軌道要素の変化によるもので、つまり離心率、近日点の位置、地軸の傾きの変化の周期によります。地球軌道のちょっとした変化が地球に入る日射量の緯度分布を変えてしまうことで、気候の氷期間氷期という変動につながっているのです。非常にに不思議なことですね。ちなみに氷期間氷期サイクルがこのまま続けば、1万年後くらいには徐々に寒冷に向かい北半球の大陸が氷床に覆われるような氷期に向かうことになるそうです。ということは、今問題になっている地球の温暖化からすると嘘のようなことが起きることになります。
参考文献:「百万人の天気教室」 白木正規著 成山堂書店
「一般気象学 第2版」小倉義光著 東京大学出版会
「天気図の見方手引」大塚龍蔵著 日本気象協会
「気象学のみかた」AERA Mook 朝日新聞社
参考文献:「百万人の天気教室」 白木正規著 成山堂書店
「一般気象学 第2版」小倉義光著 東京大学出版会
「天気図の見方手引」大塚龍蔵著 日本気象協会
「気象学のみかた」AERA Mook 朝日新聞社
by ozemu
| 2003-01-30 22:22
| 気象のお話